ローレンス・レッシグ「コモンズ」(翔泳社)

コモンズ

すごい本。いろいろ考えさせられたんだけど、書ききれないや。
コレを肴にして半日くらいは喋れそう。
読み始めてからは、ずーっと、朝から晩までどっぷりと影響されてて。
簡単に言うと、天才法律家による著作権についてのハナシ。インターネット、社会システム、経済学などの幅広い観点からの考察に基づいた、社会への警笛。
で、自由か規制か、という視点だけじゃなく、そこに、本書のタイトルである「コモンズ」という概念を導入して、それらがもたらすイノベーションへの有益性を実例を挙げて検証していく、という内容。


…あー、勿体無い。こんないい本なのに、うまく紹介できないなんて。
でも、どういう立場であれ、このへんは読んでおかないと、今後のハナシが先に進んでいかないよ。
言われてみりゃカンタンだけど、我々じゃ100年かかっても、こんな発想には辿り着かないのね。


まぁ論調はかなり穏やかなので、そこがすごく読みやすいと思う。
だからと言って、内容はぬるいことを言ってるわけじゃないのよ。言ってもわかんないから憂いてんのよ。

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